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ガラパゴスゾウガメに次いで大きなカメの種類

カメは川で暮らすカワガメ、海で生息するウミガメ、そして陸地で生息するリクガメの三種類がいます。

このうちもっとも体が大きな種類となるのがリクガメで、中でも「ガラパゴスゾウガメ」というガラパゴス諸島に生息しているカメは世界一の大きさをしているカメとして知られています。

リクガメとして分類されるカメは非常に大きく頑強な甲羅を持っており、太く力強い手足をしています。

アルダブラゾウガメはそんな世界一のガラパゴスゾウガメに次いで大きな体を持つカメとして有名で、主にインド洋の諸島に野生のアルダブラゾウガメが生息しているとされています。

中でもアルダブラ諸島に数多くいることからこの名称がついているのですが、このアルダブラ諸島および同じく数多く生息が確認されているセイシャル諸島というのは大変に島の面積が小さく、地球環境の変動や自然災害が一度起こってしまったら瞬く間に島全体が大きな被害を受けてしまうという危険性があります。

アルダブラゾウガメは現在のところインド洋近辺で約15万頭がいるということが確認されていますが、数そのものよりもその生息地域の危険性により絶滅の危険がある動物としてリストアップされています。

また独特の風貌などからペットなどとしても人気が高く、政府の保護管理も甘いことから海外に密輸されるケースも問題視されています。

アルダブラゾウガメの特徴

アルダブラゾウガメは他のリクガメと異なり、尖った鼻先をしています。

これは他の地域に住むリクガメと比較してインド洋の島々は年間に降る雨量が少なく水分をとることが難しいということから進化したとされています。

つまり尖った鼻先は僅かな雨量で貯まった水も吸い上げやすいということで、主に岩盤の隙間に貯まった水を飲むために首を伸ばしている様子を見ることができます。

普段の食糧は基本的には草や植物などのようですが、研究者はアルダブラゾウガメが他の動物を食べたり、場合によっては同じアルダブラゾウガメの死骸を食べていたということを発見しています。

これも小さな島の中という特殊な環境が作り出した進化とされており、普段豊富に食料があるときには草食動物として行動しますが、食糧が足りなくなった場合には臨機応変に食べるものを変えるということのようです。

飼育されているアルダブラゾウガメは枯れ草などを好んで食べており、特にわざわざ選んで肉類を与える必要はないと言われます。

他にも硬い樹の皮や根なども食べており、そちらの方がアルダブラゾウガメ本来の性質なのでしょう。

まだまだ謎の多い生物

日本においてはこのアルダブラゾウガメは動物園などの飼育施設でしばしば見かけることができるようになっています。

幼体の時は数十cmくらいの大きさなのですが、数週間でみるみる大きくなり、成体ではだいたい120cmを超えるくらいになります。

甲羅の形は球体に近いドーム型をしており、高さも最大で90cm近くになります。

全体的に黒っぽい色をしており、あまり甲羅の継ぎ目の目立たないなだらかな形状をしていることも大きな特徴です。

先に述べた食生活もそうですがこのアルダブラゾウガメについてはまだ謎の部分も多く、今も研究が続けられているところです。

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