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クラゲの王様

クラゲと日本で一般的に言うと、多くの方がイメージするのがこのミズクラゲでしょう。
春から冬にかけて各地に出現し、大型のものだと20cmを超えます。
ミズクラゲは、その仲間が各地に生息しており、足の長さや水管の模様などで種類が分類されます。
日本でも、たとえば沖縄と神奈川のミズクラゲだと、傘の硬さや水管の模様が異なっており、別種だと考えられていますが、研究が進んでいないために、別種かどうかはわかっていません。

日本でも海で普通に見られるクラゲであり、生殖腺が4つあり、綺麗な目のような模様に見えることから、ヨツメクラゲとも言われています。
小さい物で15cmほどであり、Sサイズのピザ程度の大きさと言えます。
動物性のプランクトンを主食としており、時には小魚も食べます。
寿命はおよそ8ヶ月程度であり、長いと20ヶ月生きた個体もいます。
子孫を残すときは卵を産み、そこから生まれたエフィラという幼生が旅立ち、成長しミズクラゲになっていきます。

クラゲは体全体が心臓のような役割をしており、栄養を隅々まで行き渡らせるために、海の中をフワフワと漂います。
生殖腺が胃にあたり、クラゲには脳みそはありません。
脳みそがないとどこで考えて行動するかということになりますが、クラゲにも人の脳の神経のニューロンが体全体にありますので、そのニューロンが神経伝達し行動を決めます。
ちなみにミズクラゲにも、眼点とよばれる目にあたる部分があり、およそ16個付いています。

それほど大きなクラゲではないので、水槽で飼うことも出来、ワイングラス程度の大きさの入れ物でも飼うことが出来ます。

ミズクラゲの毒について

クラゲはどの種類でも毒を持っており、ミズクラゲも同じく毒を持っています。
ただその毒性は弱く、人を刺したとしても人の皮膚を貫通しないために痛いと感じることは少ないです。
皮膚の薄い箇所や敏感な箇所を刺された場合は、ヒリヒリすることはあります。
人に対しては弱い毒ですが、それでも魚などを殺すだけの威力はあるのです。

しかしミズクラゲは人を刺すのは捕食でも攻撃するためでもなく、反射によるものです。
そしてクラゲに付いている針に人が触ったために、反射的に毒が放出されて、人を刺すのです。
ミズクラゲの毒の威力は弱いとはいっても、沢山のクラゲに何カ所も刺されると、アナフィラキシーショックを起こすようなこともあり、軽く考えてはいけません。

もしも刺された場合は、触手が皮膚に付いていると開いて毒がさらに放出される危険があります。
患部を綺麗にするために、真水ではなく海水で洗い、ヒリヒリするなどの場合は良く冷やします。
安静にすれば自然と治りますが、症状が酷い場合は医者に診せた方が良いです。

Posted in: 水中生物