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甲殻類の仲間

海ほたるは3ミリ程度の大きさの小さな生き物であり、かにやエビ、ミジンコなどといった甲殻類の仲間です。
昼間は海の底の砂の中に隠れており、夜になると泳いで餌を探していきます。
餌は主に死んだ生き物を食べており、さらにはゴカイやイソメなども食べます。
餌を見つけるとそれにとりつき、少しずつちぎっていき食べていきます。

ウミホタルの体は透き通ったカラに包まれており、体には心臓や消化器官、光を出す器官の上唇腺、さらには目にあたる複眼があります。
目があるので物を見ながら泳ぐことはできますが、あまり細かくは見えません。
足が7組と、トゲのあるしっぽもあり、これらは泳いだり餌を食べたりするのに使われます。

上唇腺と呼ばれる光を出す器官では、水の中の酸素と反応させて光らせます。
光を使うことによってオスがメスを呼び寄せたり、捕食者をびっくりさせて逃げるなどに使います。
ウミホタルは卵から生まれて育っていき、オスよりもメスの方が体は一回りほど大きいです。
生まれたばかりの子供は1ミリもなくとても小さく、脱皮しながら大きく育っていきます。

ウミホタルの生育と成長

海の浅瀬に生息する生き物であり、海底付近を浮遊しています。
歩くための器官は持っておらず、触角を使って泳ぎます。
海面近くまで上昇することはほとんどなく、基本は海底付近をはうように泳いで生活をしています。
低濃度の河川付近にはあまり生息しておらず、日本では北海道から福島までの太平洋を除いて、ほとんどの地域で採取可能です。

ただ最近は水質悪化により、過去よりも生息数が少なくなっており、日本よりも東南アジアやオーストラリア近くに多く生息しています。

基本は明るさによって活動するかどうかが決まり、日光が直射する場所と陰になる場所とでは、活動開始時間に大きな差があります。
年間では春から秋にかけて活発に活動し、冬になると水温が低下するので活動も鈍くなりますが、冬眠はしません。
冬の寒い時期になると、浅瀬ではなく、沖合の深い場所に移動します。
水温が上がる春先に浅瀬に移動し、水温が下がると深いところに移動するのです。

産卵によって個体数を増やす生き物であり、一度に30~60個の卵を放出します。
卵は直径0.3mm程度であり、産卵時には一回り大きくなります。
卵から生まれると脱皮によって成長していき、数ヶ月の間に約5回程度の脱皮を繰り返し、次第に大人と同じ大きさまで育っていきます。
脱皮は成長過程にのみ行なわれ、成体になると脱皮は行ないません。

越冬を行なうとオスはほとんどが死んでしまい、メスはその後何回か産卵を遂げた後に一生を終え、オスは1年以内、メスはそれ以上の寿命があります。

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