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こげ茶色と肩の斑が特徴のタカ

ハリスホーク(英:Harris’s Hawk)は和名「モモアカノスリ」とも言われるタカ科の鳥の一種です。

野生の鳥はアメリカ南部~中央アメリカ、南はチリやアルゼンチンを中心に生息しています。

そのため和名である「モモアカノスリ」よりも「ハリスホーク」という名称で呼ばれることの方が多いようです。

種としての保護度は今のところ安定しており「LC:低危険種」としてランク付けされています。

見た目の特徴は成鳥になると体全体が濃い茶色に染まるということと、目の周りだけが黄色く、また肩の部分が明るい色の褐色の斑ができるということです。

もともとこのハリスホークが知られるようになったのは欧米や南米での鷹狩用に使用されることが多かったためで、現在でも多くの鷹狩向けの施設で飼育がされています。

タカという鳥は全体的にあまり大きな声で鳴くことはないのですが、このハリスホークの場合は鷹狩に利用されてきたということもありエサを求めるときには非常に大きな声で甲高く鳴きます。

そのため住宅地など人口の多い地域で飼育をするときにはトラブルが起こりやすいということが注意点になります。

集団生活をすることもある不思議な習性もある

ハリスホークはしばしば「猛禽類としては珍しい鳥」というふうに言われたりします。

これは単独で狩りをするだけでなく、時には何匹かで協力して狩りや子育てを行っていくことがあるからです。

狩りの対象となるのは他の鳥やウサギなどの陸上の小動物、さらにヘビやトカゲのような爬虫類も時に相手にすることもあります。

狩りをする方法はまずは木の上から獲物を探して、高速で飛行して一気に捕まえに行きます。

仲間と共同で獲物をとるときには3匹以上で行うこともあり、それぞれの役割を果たしながら獲物を捕まえ、そのあとできちんとチーム全員で分け合います。

狩りだけでなく繁殖でもこうした協力行動はよく見られており、1匹のメスが2匹のオスと一緒に巣を作り一緒に複数の卵を育てていくといった行動をとったりします。

家族で一緒に行動をすることもあり、こうした複数のタカ同士で一緒の生活をしていくというスタイルは哺乳類では多く見られますが、鳥類では極めて珍しいこととされています。

私達の生活に直接利用をされることもあります

日本でも鷹狩は全国で行われている伝統的な狩りの方法ですが、もともと日本で使用されてきた鷹は別のオオタカなどの「ハイタカ属」として属するものでした。

ハイタカ属は狩りの能力は極めて高いものの、性格的に神経質なことが多く人間になつくまで時間がかかり、飼いならすためにはかなりの時間がかかっていました。

外来種であるハリスホークは別の「ノスリ属」とされる鳥であり、性格的におおらかであり人にも慣れやすいという特徴があります。

そのため現在では「鷹狩初心者向けの鳥」というふうに位置づけられ、多くの愛好家からペットとされています。

見た目としてハリスホークは胸のあたりの毛並みがふっくらとしていて首も短めで鳩に近いような全体の形状をしていますが、体全体が大きいので鳩と間違えるということはまずありません。

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